私たちの身体は、熱エネルギーによって働いています。東洋医学の観点から言えば、生命活動は氣の運行によって営まれており、氣が不足すれば熱が不足してくるし、熱エネルギーが不足すれば氣の流れも滞り、内臓や筋肉の働きが十分に発揮できなくなります。結果として、それがさまざまな不調となって現れてくるのです。

東洋医学では「内臓の機能低下が身体の不調として現れる」とされています。例えば、肺の不調は主に鼻や皮膚、肝の不調は主に目や筋(腱や靭帯)、腎の不調は主に耳や骨に影響を及ぼすなど、五臓と全身の組織は密接につながっていると考えられています。つまり、肩こりや腰痛といった一見「筋肉、神経だけの問題」に見える症状も、氣の滞りによる内臓機能の低下が背景にある場合も少なくありません。
内臓に熱を入れることの意味
当院では、表面的な痛みの原因にアプローチすることは大切にしていますが、あわせて「内臓に熱を入れること」も大切にしています。熱を入れる方法として当院で使用しているのは電気温熱コテです。これを経穴や背骨に沿った内臓のツボ、そして肩や腰、膝など不調を感じている部位に当て、1か所あたり約20秒、深部に43℃前後の熱エネルギーをしっかり届けます。これにより滞っていた氣が巡り、内臓と筋肉がともに活性化します。血流が促進され、酸素や栄養が全身に行き渡りやすくなり、老廃物の排出もスムーズになり、結果として自然治癒力や代謝が高まるのです。
さらに、背骨には自律神経が通っており、熱が入ることで、自律神経のバランスが整いやすくなります。緊張やストレスで優位になりがちな交感神経が静まり、副交感神経が働きやすくなることで、リラックスや回復のモードに切り替わります。これにより、眠りの質が向上したり、慢性的な疲労感がやわらいだりすることも期待できます。
このように全体を改善させることで、肩こりや腰痛、膝の不調、さらには内臓をはじめとする特定の不調の改善も期待できます。
熱エネルギーがもたらす力
熱エネルギーは単なる「心地よさ」を与えるものではなく、生命活動を支える大切なエネルギーそのものです。東洋医学では氣がめぐることで身体は健やかさを保つとされますが、熱エネルギーを加えることは、まさにその氣を動かし、全身の働きを後押しする行為といえます。
医学的にも、がん細胞や多くの病原体が高温に弱いことが知られており、温熱は研究対象にもなっています。また、発熱が身体の自然な防御反応であることを踏まえると、熱エネルギーを体に与えることは免疫力や回復力を高める自然な仕組みを支えることにつながります。
当院の温熱療法の特徴
当院の温熱療法は、単に痛みを和らげるだけではありません。内臓をしっかりと温め、滞った氣を巡らせることで全体のバランスを整えることを目的としています。東洋医学の理念に基づき「全体を整えれば部分は自然に良くなる」という考えのもと、症状だけを追いかけるのではなく、根本からの改善を目指します。
このアプローチにより、皆さまが本来持っている力を引き出し、健やかな毎日を取り戻すお手伝いをしています。
現在、当院は店舗は持たず
吉祥寺のレンタル・サロンにて
施術を行っております。

他ではなかなか受けられない
磁気療法・温熱療法の癒しをお試しください。
御予約お待ちしております。
御予約は当院ホームページよりお願い致します。

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