5つの「気」の作用(その弐) 【気のはなし】Vol.6

施術情報

5つあると言われている気の作用のうち
こちらの過去の投稿のうち
5つの気の作用(その壱)【気のはなし】Vol.5
では以下の3つについて紹介しました。

  • ①推動作用
  • ②温煦(おんく)作用
  • ③防御作用

今回は残りの作用について紹介していきます。

④固摂(こせつ)作用:身体にとって必要なものを、あるべき場所に保持する働きがあります。例えば血液が血管から外へ漏れ出ないようにする。体液が必要以上に体外に出ないようにする。寝ているときによだれが出る、失禁するというのは固摂作用が弱っているとも考えられます。また内臓もあるべき場所が決まっています。重力に逆らって垂れ下がらないのもこの固摂作用であると考えられています。ですから固摂作用が低下していることで胃下垂や子宮下垂となっているとも考えられます。

⑤気化作用:気化作用には2つあります。ひとつ目は気が働きかけて変化すること。気・血・水(津液)などが新たに生成されたり、不足した気・血・水(津液)などそれぞれが相互に変化すること。もう一つは体温が上がり過ぎないように津液を汗に気化させて体温を維持したり、余分な水分を尿として体外に排出する。

以上5つある気の作用を紹介しましたが、これら5つの作用はどれをとっても生命活動に欠かすことのできない重要な作用ですね。

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