生命活動を続けるためにはそのエネルギー源である「気」が必要です。
その「気」がどのように生成されるのでしょうか?
私たちは生きるために日々呼吸をし、食事を摂っていますよね。
中医学の視点でみるとこれが気の生成そのものです。
飲食物と大気が体内で結合されて気が生成されます。その気のことを【後天の気】①といいます。
飲食物から得られる気の素となる栄養のことを「水穀の精微(すいこくのせいび)」といいます。
食事というのはそういう意味においても大事なんですね。大事だから自分がおいしいと思うものを楽しく食べたいですね。
呼吸によって取り込まれたものを「清気(せいき)」といいます。
キレイだと感じる空気を取り込みたいですね。
①【後天の気】は中医学「五行説」の「五臓」で言うところの「脾(ひ)」に蓄えられます。
後天の気があれば【先天の気】②もあります。父母から受け継いだ気。生まれながらにして備わっている気です。私たちがこの物質世界に行くときにお父さんとお母さんから受け取っていくんですね。
②【後天の気】は中医学「五行説」の「五臓」で言うところの「腎(じん)」に蔵されます。
①【後天の気】は食事と呼吸で作っていくので消費しても補充されますが、
一方②【先天の気】は消費していくだけなんですね
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