気の作用には5つあるとされています。今回はそのうちの3つについて紹介します。
①推動作用:体内のあらゆるものは気によって動いているからこそ、生命活動を維持していると中医学では考えられています。内臓の活動、血液や体液を体内に巡らしているのは気の作用です。
②温煦(おんく)作用:気には身体を温めて体温を一定の高さに保つ働きがあります。人体は冷えると内臓も組織も機能が低下し、血の循環や水(津液)の代謝に滞りがおきます。低体温症というのは中医学的に考えると万病のもとと言っても過言ではないですね。
③防御作用:体表を保護して邪気の侵入を食い止める働きと邪気と追い出す働きです。人体は日々気候の変化に適応したり、ウイルス、細菌などと共存することで生きていますがそういったものから気は身体を保護してくれています。ですが気が弱っているとこういった邪気に侵されてしまいます。その時にも邪気と戦い追い出してくれているのも気の作用と考えられています。
5つの「気」の作用(その弐) 【気のはなし】Vol.6
に続きます🌿
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